備え 薪つながり

 ◇  備え
今年の2月は、首都圏にも記録的な雪が降り、山梨県では自衛隊へ災害派遣要請も行われました。地震を想定した東京都帰宅困難者対策条例(平成25年4月施行)では、事業者に従業員向けの3日分の水、食料等の備蓄が努力義務となりましたが、地震以外でも日頃の備えが必要になりそうです。当社では、年2回の防災訓練実施や3日分の食料備蓄をしています。いざという時の備えが大切ですね。

 

◇  柴刈り
日本昔話 『ももたろう』 に、「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出かけました。」というくだりが出てきます。「柴刈り」は、枝の伐採、落ち葉や枯れ枝拾い、下草刈り等を行います。昭和30年代頃まででしょうが、煮炊き、ストーブ、風呂等で薪が身近な燃料として活用されていました。総務省統計局の平成23年の地目別面積によると、日本の国土は377.9万平方キロメートル、森林250.6万平方キロメートルあり、66.3%を森林が占めています。「柴刈り」をただ単に薪として利用するだけではなく、雑木材が継続して手入れされたことにより森林の保全にも繋がっていたようです。

 

◇  二宮金次郎
「薪を背負いながら本を読んでいる」といえば、二宮金次郎像でしょうか。かつては小学校にも像がありました。今でも、当社近郊にある大型書店(中央区八重洲)の入口付近で金色の像をみることができます。幸田露伴の本『二宮尊徳翁』(明治24年出版)の口絵が像のモデルのようです。農村復興に尽力し、神奈川県の二宮町の町名の由来にもなっている二宮金次郎ですが、金融にも深く関わっています。薪を売って得た利益(資金)で低利で融資したことから、「五常講」の仕組みをつくり金融業の先駆けのようなビジネスをしていました。また、道徳思想である「報徳思想」も広めています。その中に「分度」の考えがあります。収入を上回る支出は破綻に繋がることから、身分や収入に応じて支出を押さえ、収入の範囲内で余剰ある生活することを説いています。現在の貸金業では、総量規制があると以前にも書きましたが、江戸時代では借りすぎ抑制のための道徳思想があったようです。

 

最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。

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